どうもこんばんは。
暇なときはいつも「世界中のすべての人達に、ほんの少しの思いやりの気持ちがあれば、世の中は争いごとの無い平和で愛に満ちた世界になるのに…」っぽい感じの雰囲気のことばかり考えてる、前向きなヒューです。
全記事、魂込めて紹介をして行きますので、これからも
『前向きなヒューの HR/HM何聴いたらえぇねん!』を引続きどうぞよろしくお願いします。
さて、
第4回は、世界最速ギタリスト、クリス・インペリテリ率いる正統派ヘヴィメタルバンド、IMPELLITTERI(インペリテリ)のベストアルバムで。
壁画のようなこのジャケット。
このバンドはボーカリストが、
1987年結成時:ロブ・ロック → 88年アルバム、Stand In Line(スタンド・イン・ライン)でグラハム・ボネットを迎え製作 → その後、暫くロブ・ック時代が続き → 2002年アルバム、System X(システムX)にて再びグラハム・ネット復帰 → 2003年~若手ボーカリスト、カーティス・スケルトン → 2008年~ロブ・ロック復帰
…という変遷を辿っていて、このベストアルバムはその内の1987年1stアルバム、Impellitteri(インペリテリ)~2002年の11作目、System X(システムX)までの中から選曲がなされている。
ということで、このベストアルバムは、
ロブ・ロック時代の勝負曲と、グラハム・ボネット時代の勝負曲を厳選して聴くことができるようになっています。
どちらのボーカリストも僕は大好きで、
様々なハードロックバンドのフロントマンを経た経歴を持ち、4オクターブの声域を持つと言われる100戦錬磨のグラハム・ボネットは円熟味を増してその歌唱力は衰えるどころか、むしろ上手くなっているし、
ロブ・ロックについては、ハイトーン&ロングトーンの領域で彼の右に出る者はいないという異次元の賜物。
では、アルバムの中身についてみていきましょう。
1曲目は未発表音源なんですが、いきなりぶちかましてくれます。
全弦一音下げ + 6弦のみ更にドロップチューニング
というダウンチューニングで「だるおも感」のある曲はよくありますが、こちらは正統派ヘヴィメタルに重厚感を上手く融合させたようなサウンドで、
サウンドのクオリティー、スピード感、疾走感、爽快感が堪りません。ロブ・ロックの歌声も抜群に良い感じです!
2曲目、Victim Of The Systemも最高です。刻みまくりのリフに、リズムがキメキメ。そして、サビでメロディアスなボーカルラインとそれを支えるバッキング。これぞ、正統派ヘヴィメタル!
はい3曲目、Beware Of The Devilカッコイイね。この曲はロブ・ロックのハイトーン&ロングトーンがどの曲よりも前に出ている。単純に気持ちいい。
4曲目、5曲目、Rock & Roll HeroesとPerfect Crime、グラハム・ボネットを迎えてのSystemXからの2曲が続きますね。
70年代からの活躍を十分に知っている僕からみて完全にレジェンドの存在のグラハム・ボネットは流石、どのバンドに所属していても、本当に前に出てきていて、やはり圧倒的な存在感がありますね。
続く6曲目、Perfect Crimeは速弾き系ギターフリークスの為のエクササイズですか?
この曲をこのテンポで弾けたらとりあえず、メタルは卒業で。…みたいなナンバーかな。いや、だからといってただのテクニカルな曲じゃなくて、メロディーも特筆すべきですけどね。
はい7曲目、Rat Race。ロブ・ロックに戻りましたね。いやぁ、やっぱ良いですねぇ。ヨダレ出ます。いや、単刀直入に。ハイトーン&ロングトーン。最高。この記事でハイトーン&ロングトーン何回言うんやろw
10曲目、Stand In Lineを紹介しない訳にはいかないでしょう。グラハム・ボネットを迎えての最初期のアルバムの、そしてタイトルナンバーになっています。
いや、歌唱力。いや、歌唱力!グラハムさん歌唱力!!ヤバ過ぎ。そしてギターソロ。いやフルピッキングやん。そしてハイポジションだろうがローポジションローだろうがお構いなしに全部リアピックアップで弾くっていう。ピッキング音がブチブチ言いまくってるけど、あんさん、一体どんな手首してまんのん!
手首の筋肉の曲ですか。ということでこの曲に関しては、バンドスコアも載せておきます。
いや、まじでこのアルバム完コピしたらもぅ卒業証書授与できる。
…ってな感じで。16曲目、Lost In The Rain。僕が知っている限り、インペリテリの曲、いや、HR/HMの曲の中でどの曲よりも早いギターソロだと思います。しかもフルピッキング。まぁ、そんなことより曲がカッコイイよね。ロブ・ロックのハイトーン&ロングトーン。いや、何回言うねん。
…ということで、ベストアルバムだけに捨て曲はなし!この一枚でロブ・ロック、グラハムの兄貴の勝負曲が網羅的に堪能できる。正統派!万歳!
是非、爆音で聴いて頂きたい!
以上!